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流域住民のさまざまな考え方

 10月29日、台風22号が接近するなか館林市役所を出発して、田中正造と足尾鉱毒事件の被害に関連する史跡を、フィールドワークとして参加者を募り巡ってきました。

 加須市の北川辺西小学校では、谷中村のように水没せざるをえなかった状況から、旧北川辺町を救った恩人であり義人である田中正造が、同小学校の特色ある教育によっていまも子供たちに受け継がれています。

 江田家の水塚(みつか、板倉東洋大学キャンパス近隣)では、河川合流地のため肥沃である一方で洪水に悩まされたことから、主要な屋敷内に高台を設けて備蓄食糧や避難所を設置していた生活の知恵をみることができました。消え失せてしまった谷中村も、おそらく同様の工夫がなされていたのでしょう。

 一方で、こうした渡良瀬川下流域に「鉱毒」を流した犯人である上流部であっても、町は非常に繁栄したのでしょうが、鉱山労働者たちは危険を伴う作業に疲弊し、そして周辺の自然環境が徹底的に破壊されたという犠牲を払っていたのです。

 最近思うのですが、今風に表現すると人にも環境にもやさしくあるべき文明を訴えた亡き田中正造が、多くの市民たちの手によって緑が取り戻されつつある現在の足尾をみたらどう思うのでしょうか? 田中正造の教えを学び、上流域の足尾に植樹に訪れるという貴重な体験をしている、未来を担うべき下流域の小学生たちの意見を聞いてみたいと感じています。

第21回春の植樹デーチラシ(JPEG)
2016syokuju.jpg
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